子育てが終わったり、住宅ローンの返済が終わった年代ほど貯蓄額が多くなります。

年代別!平均貯蓄額は?

テレビや雑誌などのメディアでは、「高齢者がお金を貯め込んでいる」ということがよく言われます。また、現役世代の中でも副業や投資、節約といった貯蓄を増やすための方法に注目が集まっています。

 

今や、老若男女を問わず日本人の多くが貯蓄を増やすことに関心を持っていると言えます。

 

そうした中で、本ページでは年代別の平均貯蓄額にスポットライトを当ててみたいと思います。

 

平均貯蓄額とは

まず初めに、平均貯蓄額とは何かというところから説明していきたいと思います。
メディアなどでしばしば取り上げられる平均貯蓄額という言葉ですが、これが一体何を根拠としたものなのかをご存知の方は少ないはずです。

 

日本で平均貯蓄額と言う場合、総務省から発表される「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」における平均貯蓄額の数字を指していることがほとんどです。

 

この統計は2人以上の世帯を対象にした家計調査を元にして集計されており、この中には勤労者世帯とそうでない世帯が含まれています

 

また、この統計から算出される平均貯蓄額には住宅ローンなどの負債は含まれていません

 

平均貯蓄額を構成するもの

上記の平均貯蓄額には、当然ながらそれを構成している個別の貯蓄項目があります。
平均貯蓄額を構成しているのは、以下に挙げる預金・資産です。

 

通貨性預金 通常貯金(ゆうちょ銀行)、銀行その他金融機関の普通預金、当座預金、通知預金、納税準備預金など
定期性預貯金 定額貯金及び定期貯金、郵便貯金・簡易生命保険管理機構の定額郵便貯金、定期郵便貯金及び積立郵便貯金(ゆうちょ銀行)、 銀行及びその他の金融機関の各種定期預金、定期積金など
生命保険など 生保会社の積立型生保、損保会社の損害保険(火災・傷害保険の積立型)、農業協同組合の養老生命共済及び郵便貯金・簡易生命保険管理機構で取り扱っている簡易生命保険など
有価証券 株式、株式投資信託、債券(国債、地方債、社債等)など
金融機関外への貯蓄 社内預金、勤め先の共済組合等への預貯金など(たんす預金を除く)

 

貯蓄と言うと多くの方は銀行預金を想像しますが、平均貯蓄額と言った場合にはこれだけのものが対象となるのです。

 

年代別の平均貯蓄額

さてそれでは、今回の本題である年代別の平均貯蓄額を見ていくことにしましょう。
以下で示す数字の典拠は総務省による「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果」です。
尚、この調査では20代と30代の数字が40歳未満という分類で集計されていますので、その点は予めご了承ください。

 

70代以上の平均貯蓄額 2,385万円
60代の平均貯蓄額 2,382万
50代の平均貯蓄額 1,699万円
40代の平均貯蓄額 1,074万円
20代・30代の平均貯蓄額 602万円

 

これを見て一目で分かるのは、年代を重ねるごとに貯蓄額が増加しているということです。
ですから、「高齢者がお金を貯め込んでいる」と言うのは、平均貯蓄額から見れば全くその通りということになります。

 

年代別の平均負債額

平均貯蓄額と合わせて、最後に年代別の平均負債額についても紹介しておきたいと思います。
こちらは、総務省統計局による家計調査報告(貯蓄・負債編)平成29年(2017年)を元にした数字となっています。

 

70代以上の平均負債額 121万円
60代の平均負債額 205万円
50代の平均負債額 617万円
40代の平均負債額 1,055万円
20代・30代の平均負債額 1,123万円